METHOD & ACCURACY

計算方法と精度

ルミネラボの天文計算エンジンは、2026年8月26日前後の照合で、月齢が国立天文台と31日中31日一致、二十四節気のずれが最大0.60分、朔(新月)のずれが最大2.92分でした。いちばん弱いのは惑星の黄経で、土星はJPL Horizonsと273秒角(4.6分角)ずれています。

著者:いまぽん。(所長) 公開: 最終更新:

PRINCIPLE

基本原則:計算と判断を混ぜない

天文の計算は、答えが一つに決まり、外部の値と照合できます。占いの判断は解釈であり、正解はありません。ルミネラボはこの二つを別のものとして扱い、計算が正確であることを理由に「科学的な占い」とは名乗りません。この考え方はスピエンスの定義にもとづいています。

VERIFICATION

照合した結果

下の表は、2026年8月26日前後に実測した照合の記録です。エンジンはその後も更新しているため、いまの値とは異なる場合があります(その時点のスナップショットです)。

天文計算エンジンと外部の基準との照合(2026年8月26日前後に実測)
項目照合先件数ずれ
二十四節気国立天文台 暦要項96最大 0.60 分
朔(新月)国立天文台 暦要項50最大 2.92 分
月の出・南中・月の入り国立天文台31日2 分以内
月齢国立天文台31日31/31 完全一致
月の黄経JPL Horizons14 秒角
月の宿の境界時刻JPL Horizons5最大 12 秒角(時刻で22秒)
パンチャンガdrikpanchang(東京)—1 分以内
ボイドタイム開始Cafe Astrology—1 分
旧暦・六曜便利ジャパン30日全一致
暦注(十二直ほか)暦職人4日全一致
惑星の黄経JPL Horizons9最大 273 秒角(土星)

日次の自己検査(直近30日)

imapooon.jp の日次観測記録にある「月位置の誤差」は、日々の実測値かどうかを確認中のため、いまは数値として載せていません。照合の実測は上の表のとおりです。

WEAK POINTS

弱いところ

惑星の黄経は、自前の級数計算を途中で打ち切って求めています。そのため JPL Horizons との差が、天体によって大きく残っています。

惑星の黄経:JPL Horizons との差(秒角、2026年8月下旬の照合)
天体差(秒角)
太陽+0.4
火星−0.4
天王星+2.4
金星−26.2
水星+36.7
冥王星−49.9
海王星−56.7
木星+79.5
土星+273.0(4.6分角)
  • 影響はアスペクトの時刻に出ます。土星がらみで最大8.5分、木星がらみで2.5分ずれます。
  • ボイドタイムの開始が最大8分ずれることがあります。
  • 直し方(日ごとに JPL Horizons の値を取得してキャッシュする)は分かっていますが、まだ実施していません。

FIXED

見つけて直した間違い

  • 月齢が最大0.5日ずれていました。真の朔からの経過日数で数えるように直し、国立天文台と31日中31日一致しました。
  • 節入りの日が1日ずれていました。時刻ではなく日で比べるように直しました。
  • 惑星の位置が J2000 のまま(歳差を入れていない)で、ボイドタイムの開始が49分ずれていました。
  • パンチャンガの計算に ΔT(地球の自転のずれの補正)が入っておらず、アヤナムシャも0.0142度ずれていました。いまは1分以内です。
  • 外部データの取得に失敗した日に、記録の行が黙って消えていました。いまは警告を出します。

DATA SOURCES

使っているデータの出典

QUESTIONS

よくある質問

天文の計算(月齢・節気・天体の位置など)は答えが一つで、国立天文台やJPL Horizonsと照合できます。占いの判断は解釈で、正解はありません。ルミネラボはこの二つを混ぜず、「科学的な占い」とは名乗りません。

2026年8月下旬の照合では、月齢は国立天文台と31日中31日一致、二十四節気は最大0.60分、朔は最大2.92分のずれでした。弱いのは惑星の黄経で、土星はJPL Horizonsと273秒角(4.6分角)ずれていました。

imapooon.jp の日次観測記録(月齢・輝面比・Kp指数・最大太陽フレア階級・月位置の誤差・二十八宿名)は CC BY 4.0 で公開しています。クレジットは「いまぽん。/ルミネラボ 宇宙データ研究所(imapooon.jp)」です。惑星配置や解釈などエンジンの他の出力は対象外です。